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問屋とは

問屋というのは小売店さんのためのサービス業

問屋(トンヤ)というのは卸売り業の一種ですが、もともと小売り店に行って「何か必要なものありますか?」と問いながら、頼まれたものを届けるという一種の便利屋さんからきているようです。
(問い屋)小売店さんは自分の店で商品を売ることが第一ですから、この問屋さんを使って必要なものを届けてもらったらたいへん便利です。この問屋さんは一軒の小売店さんの注文をもらうだけでは手間がかかりすぎるので、多くの小売店を廻り、頼まれたものを分類して買い集めてきて、それを届けて手間代として賃金(利益)を得るわけです。
つまり問屋というのは小売店さんのためのサービス業にあたります。

逆に、生産業者の方も自分が生産したものを誰が買ってくれるのかわからないし、元々物を作るということが得意であり、作ったものをうまく効率的に販売するのはとても面倒です。 そこで「問屋」という便利屋さんに販売を委託することになります。 問屋さんはどの商品がどこで必要とされるかということも、流行や相場のこともよくわかっていなければなりません。 情報と流通サービスが問屋のノウハウになります。

現金問屋とは

問屋より安く、必要なものを必要な量だけ仕入れるシステム

「現金問屋」というのは歴史的には比較的新しいシステムです。
つまり問屋が資金力をつけてくると、一々小売店に注文を問いに廻るのではなく、売れるもの・・流行のものや必要とされているものを最初からまとめて仕入れて在庫しておき、そこへ行けばだいたいの欲しいものがたくさん揃うということにしました。
これによって「問う」ためや届けるための人件費・経費が削減されます。また現金で大量に買い付けすることにより仕入れ単価も下がり、より安く販売できるようになります。 こうして小売店にとって従来の「問屋」より安く、必要なものを必要な量だけ仕入れるシステムができました。
但し、小売店にとっての欠点は今迄は後払いでよかったのが現金と商品との交換になったのと、現金問屋まで出かける必要ができたということです。
それでも現金問屋は、そこにいろんな商品や情報が集まっているので見に行くだけでも楽しいので、特に戦後復興期から非常に繁盛しました。(東京馬喰町や大阪船場) ただ、現金問屋は現金で大量の買い付けや見込み仕入れをするので、ときに相場が崩れたり、予想がはずれて売れ残りのリスクもあります。

現金問屋の長所

小売店にとって、現金問屋をうまく活用することは重要です。

現金問屋には無数のメーカー(生産者)からの商品が毎日世界中から集まってきているので、一ケ所で少量多品種の仕入れができます。 その場で、売りたい商品をみつけ、必要な量だけ仕入れることができ小売店の在庫リスクや時間を押さえることができます。
小売店は現金問屋で仕入れたものをすぐに持ち帰ってその日から販売することが可能です。これは特に鮮度や流行に左右される品種では重要なことであり、生鮮食料品の場合は「卸売市場」にあたります。

現金問屋の短所

現金問屋の短所は、現金を用意して出かけなければならないということです。
しかも原則として自分の責任で仕入れたら返品はできません。 逆に言えば、それだけ仕入れに真剣にならざるをえないということです。 現金問屋で仕入れをするとものを見る目が養われるといわれます。
もうひとつの短所は「小売店なら誰でも仕入れが可能」が原則ですから販売のテリトリーがなく、どこにでもある商品になりかねないということかもしれません。
但し、すべての小売店が同じものを仕入れるわけではありませんし、限定商品もありますので、結局は小売店の個性と選択が小売店のオリジナリティをつくるのであり、現金問屋を上手に利用するということがたいせつなのです。

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